2014年09月21日

彼岸花

今週も一月堂はひっそりと営業中でした。

店主は黙々と制作に励んでいるようで、あんまりにも静かに集中しているようなので、放っておいたら今週はあまり写真を撮れませんでした。
涼しくなって作業効率も上がっているようです。
アイロン使うと部屋がすぐに暑くなりますもんね。
今年の秋は早くて嬉しいです。

お店の周囲にもあちこちに秋の気配が・・・

この前の紀伊民報に載っていましたが、店のある上秋津周辺では白い彼岸花をよく見かけます。
工房さつきさんの庭には紅白そろって満開ですよ。


好き嫌いが分かれる花ですが、私は大好きです。
鱗茎にアルカロイド系の毒を含むので、野生動物に地面を掘り返されないように田んぼのあぜ道や墓地によく植えられているそうです。

彼岸花といえば、昔、夢うつつにみた深夜映画で、山から続く彼岸花が満開の真っ赤な小道を狐の嫁入りの行列がねり歩く、静かでとても美しいシーンを思い出します。
ところが、この映画をずーっと黒澤明の『夢』という映画だと思っていたのですが、実際にちゃんと観てみると、満開の桃の花が散っていて季節は春、彼岸花なんか一本も出てこないんですよ。

あれは何だったのだろう・・・何かよく似た映画かドラマをご存知の方、ご一報下さい。


白い小さな花がぼんぼりのように集まって咲いているこの花はかわいいのですが・・・ちょっと臭い。
ニラの花でした。

一月堂の庭は店主が忙しいのか、写真のように雑草が繁茂してだいぶ荒れていました。
「雨月物語の『浅茅が宿』みたいになってんでーブログに書いたろーっと」と言ったら、次の日にはちゃんと草むしりされてました(笑)

でもブログに書いちゃった。

  
タグ :映画


Posted by 一月堂 at 00:34Comments(0)